とんかつの皿は「洋」と「和」の雰囲気を大切に

とんかつ 支援 実績 top

とんかつ定食に合う食器・椀とは

とんかつというメニューほどシンプルなものはありません。 「ころもの色」「サクサク感」「かんだ時のジューシーな肉の柔らかさと肉汁の旨味」、視覚的にこの3点をお客様に如何に一瞬で伝えるかが食器を選ぶ時のキーポイントです。

日本人には身近な「とんかつ」は明治時代に洋食としてデビューしたメニューですが、現在では独立した「とんかつ」という 領域の立派なひとつのジャンルとして成り立っています。 しかし、もともと洋食でありながら、多くのとんかつ屋さんは店舗の造りは和風の雰囲気が圧倒的に多いです。そんな「とんかつ」という料理には、「洋」と「和」の二つをイメージできるものが好ましいです。

食器・椀選びのポイント

とんかつ 支援 実績 ポイント 1

point ①

お皿の選び方のポイントは「洋」を感じながら「和」の雰囲気を醸し出せるものがお奨めです。
前述したとおり、もともとは洋食であったメニューなので2つのイメージを感じるお皿が◎


とんかつ 支援 実績 ポイント 有田焼

point ②

今回、チョイスしたのは【有田焼の輪花プレート】です。藍の染付は和食なら何を盛り付けても食材が映えます。 正円ではない花びら型の形状は和洋問わず汎用性があります。
渕に描かれた可愛らしい瓔珞紋のデザインも決して料理を邪魔しない、さりげない品の良さを感じさせてくれます。 また渕の錆の線がとんかつの衣と同化してより一層美味しさが伝わりやすくなります。


とんかつ 支援 実績 椀 3

point ③

お椀もメニューの単価に合わせて選ぶことが大切です。
少し高台になっている形状は高級感を演出し、縁起の良い蔦模様が描かれています。
一杯のお汁も「とんかつ」という主役を引き立てるために相乗効果の高い脇役であるべきです。


point ④

お新香の小鉢はメインのお皿に合わせて同色の染付風のシンプルで扱いやすいものを選んでいます。