「災害時非常用携帯トイレ備蓄施設」の普及にむけて

いざ災害のとき、トイレに困らないために携帯トイレの備蓄を。第1回

こんにちは。湘南洋食器の岩田です。

今回は弊社の衛生環境事業部門より「災害時非常用携帯トイレ備蓄施設」についてご案内をさせて戴きます。

トイレが使用できなくなる災害は地震だけではありません。

上水道、下水道、停電のどれかひとつが止まると水洗トイレは使えなくなる可能性があります。

例えば大雨による浸水で下水道が溢れるとトイレの水は逆流します。停電による上水道のポンプが止まるとトイレの水は流せなくなります。このような時でも人はトイレを我慢できません。

3.11の東日本大震災では3人に1人が発災から3時間以内に、9時間以内には78%人がトイレに行きたくなったと答えています。

そして仮設トイレが避難所に3日以内に設置されたのは34%に過ぎません。また4日~7日以内でも僅か17%でした。

また先日の2019年9月の関東地方を襲った台風15号は千葉県の一部で3週間以上にも わたり停電になり水道の汲み上げポンプが使えなくなりトイレに困った人が多くいらっしゃいました。

通常、建物の倒壊や火災以外の災害の場合、トイレの便器まで破損してしまうケースは少なく、携帯トイレさえ準備しておけば当面、トイレの不便さは解消できます。

普段、使い慣れている自宅、勤務先のトイレでなら精神的にも安心して使用できます。然し災害が起きたとき、トイレを選んでいる猶予はありません。

出来るだけ私たちの近くにあるトイレ(勤務先・飲食店・ショッピングセンターなど)に携帯トイレが備蓄されていたら、どんなに安心な事でしょうか。

そこで弊社では「災害時非常用携帯トイレ備蓄施設」の普及にむけていくつかのご提案をさせていただきたいと思っております。

まず必要な備蓄しておく「災害時非常用携帯トイレ」の数ですが、これは置かれている環境により大きく異なります。まず一番の基本的な考え方は人は1日平均5回の小用をたすと言われています。こちらは平均ですので4回の人も10回の人もおられると思いますが取り合えずその数字をもとにカウントすることと致します。

例えば勤務先のオフィスでしたら最悪、東日本大震災のような帰宅難民が出たとしましょう。

オフィスにスタッフが80人いるとすると前述の数値から一日当たり一人1日5回×80人=400個の備蓄が必要になります。また地域により陸の孤島と化してしまうような場所では前述のように最低でも3日分、1200個の備蓄数が必要になります。

また飲食店などでは収容客数×5回×1日分・プラス従業員、スタッフの人数×5回×3日分の合計数が目安となります。例えば客席数30席・従業員スタッフ5人のお店では 30×5×1+5×5×3=225個必要になります。

では皆さんのご家庭ではどのくらい必要なのでしょうか。

家族男女4人家族では4人×5回×5~7日=100~140個になります。家族の場合は出来るだけ長い日数分を備蓄しておく事をお奨めします。

9月1日の防災の日から1ケ月が過ぎました。災害は突然、起こります。思いついたら直ぐにでも準備しておきましょう。

次回は汚物を処理するペールや手指を洗う除菌剤についてご案内致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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